桐谷さんの株主優待銘柄[2019年]
2015年5月2日 ザイ・オンライン編集部

株主優待株選びはポイントを押さえれば超簡単!
桐谷さんが教える株主優待投資成功への道

株主優待だけで生活の全てを賄うことでおなじみ、株主優待名人・桐谷さんが、株主優待初心者のために、会社の選び方から株の買い方、株主優待の受取り方までを丁寧に解説。つまずきがちな用語もわかりやすく説明してくれた。株初心者のアナタもGWに株主優待株の買い方をしっかりマスターして、GW明けに株主優待株の株主デビューを果たそう。

欲しい株主優待品の目星をつけたら
利回りともらえる条件をチェック!

 まずは株の選び方から。欲しい株主優待品をくれる会社を選んでおけばいいと思いがちだが、それだけでは不十分と桐谷さんは言う。

「株主優待はいわば第二の配当。配当と同じように利回りを検討すべきです」(桐谷さん)

 では、桐谷さんが教えてくれた利回りの計算の仕方とは? 利回りも配当と株主優待を合わせて考えるのが桐谷流。株主優待の利回りが多少低くとも、配当が高ければ十分魅力的、というのが桐谷さんの考えだ。

「配当+株主優待」利回りの計算の仕方は図のとおりで、配当利回りの出し方と考え方は同じ。1株当たりの配当金額と株主優待金額を出し、それを株価で割ったものが「配当+株主優待」利回りだ。暗算がすこぶる早い桐谷さんは、取材中でもパッパッと計算しながら話してくれるのだが、凡人には、なかなかそれは難しい。でも、そう難しい計算ではないので、しっかりとこの数値をチェックする習慣を身につけたいところだ。そして、もちろん 配当と株主優待の合計利回りが高いほうが魅力的な株だ。

 さて、いい株が見つかったら、いよいよ株を買おう。思い立ったらすぐ買うのでもいいのだが、より効率的にしかも持ってて安心な状況を望むなら、買いタイミングを計るほうがいい。また権利確定日(この日に株主であれば株主優待品がもらえると言う日)を必ずチェックしよう。

 晴れて株主になり、権利確定日を通過したら、後は株主優待を受け取るだけ。すぐにでも欲しいだろうが株主優待が届くまでには最短でも2カ月はかかる。果報は寝て待てだ。ただし、注意したい点が2つある。

 まず届く時期。株を買ってから最低でも2カ月はかかることは説明したが、米や果物など旬があるものだとさらに待たなければならない可能性がある。また、関連してよく聞く失敗談が「同じ時期に株主優待品が重なり一度に届いた」というもの。

「米は日保ちするからいいんですが、果物は足が早い。私は株主優待でりんごがもらえる株をたくさん持っているので冬は油断できません。昨年末には、食べきれない感じだったのでザイ編集部さんに1箱差し上げました(笑)」(桐谷さん)

 そしてもう一つ、商品券や割引券で注意したいのが使用条件だ。会社によっては“土日祝日やランチタイムは使用不可”“1回につき2枚まで”など制限があるところもある。さらに桐谷さんは「お釣りが出るかも重要。出ないなら、額面が小額なほうが使いやすい」とアドバイスする。額面ピッタリにメニューを組み合わせる桐谷さんの様子は、ダイヤモンド・ザイでもたびたび紹介しているとおりだ。

権利確定日に買うのでは遅過ぎる!
株主優待に必要な単元株数にも注意せよ

 さて、いよいよ買い方について説明しよう。まず買うに当たって、絶対に理解しておきたいのが権利確定日最終売買日という言葉だ。

権利確定日とは、この日に株主名簿に名前が載っていれば配当や株主優待の権利が得られるという日のこと。月末や20日に設定している企業が多い。ただ、株主名簿に名前が載るまでに、株を買ってから3営業日かかる。つまり裏を返せば、権利確定日の3営業日前までに株を買わないと配当や株主優待がもらえない。この日を最終売買日と呼ぶ。

 例えば、権利確定日が8月末という会社の優待が欲しければ、末日である31日に株を買っても遅い。今年の場合は3営業日前となる最終売買日は26日。この日までに株を買わなければいけないのだ。

 ただ、この最終売買日付近では買いたい人が多いため、株価が高くなっていることが多い。本当にオススメなのは、1~2カ月前にじっくり買うというやり方だということを覚えておこう。

 次に注意したいのが株数だ。ほとんどの会社は最小単元(株を買える最小単位。100株や1000株が多い)で株主優待がもらえるが、必ずというわけではない。例えば東日本ハウス(1873)。*5/1より日本ハウスHDに社名変更 最小単元は100株で約5万円で株を買えるが、それでは株主優待品はもらえない。銀河高原ビールが欲しいなら、1000株、約55万円で株を買う必要がある。株数の間違いで株主優待品がもらえないことのないようにしたい。

 ただし、注意していても残念なことは起こると桐谷さんは言う。

「例えばコクヨ(7984)東洋合成工業(4970)エコートレーディング(7427)などが数年前に株主優待がもらえる株数を100株から500株に引き上げた時はショックを受けました。こういうことが時々起こるので、定期的にチェックが必要です」(桐谷さん)

 株主優待株の選び方、買い方がわかったら、GW中に買いたい株主優待株をみつけて、休み明けに買ってみては。

 今発売中のダイヤモンド・ザイ6月号には、日本株が高値を更新する中で下落に強い株を買いたい人にオススメの「桐谷さんとザイが選んだ5~10月に権利確定の株主優待ランキング」が載っている。最安2万円で買える株もあれば、配当&株主優待利回りが13%超の株もある。もちろん、掲載されているすべての株主優待株について、「配当+株主優待」利回りもついているので、ぜひ参考にしてほしい。また、第2特集の「失敗しない!儲かる株の選び方」には、こちらも下落に強い激安高配当株や決定時の上昇がウソのような下値放置の東京五輪株など、今ならではの株の選び方とオススメ株が満載だ。