株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]
2018年12月14日 ザイ・オンライン編集部

マーチャント・バンカーズ、昨年導入した株主優待の
廃止で、株価急落は確実! 優待利回りが高くて人気
だった「プレミアム優待倶楽部」はわずか1回で終了!

【※12月の株主優待の情報はこちら!】
【2018年12月の株主優待の内容と利回りを調査!】すかいらーく、マクドナルドなど、外食系の優待や、ビール大手3社、高利回りのQUOカード優待も多数!


マーチャント・バンカーズ株式会社が株主優待制度を廃止すると、2018年12月14日に発表した。

マーチャント・バンカーズ(3121)の株主優待マーチャント・バンカーズは収益不動産の運営やネットカフェなどを展開する企業。
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マーチャント・バンカーズの株主優待は、前期(2018年3月期)に新設されたばかりで、内容は「3月末時点で1000株(10単元)以上保有する株主に、保有株式数と継続保有期間に応じて、株主専用サイト『マーチャント・バンカーズ・プレミアム優待倶楽部』で好きな商品と交換できるポイントを贈呈」というものだった。昨年11月の発表時には1000株保有時の株主優待利回りが5.26%に達する高水準だたこともあって、個人投資家の人気を集めていた。
【※昨年、株主優待を新設したときの記事はこちら!】
マーチャント・バンカーズ、株主優待利回りが5%超の株主優待を新設!グルメ商品や家電などと交換できるポイント制の優待導入で、明日以降の株価上昇は確実

 しかし、今回の発表により、マーチャント・バンカーズの株主優待はたった1回の実施で終了することが判明。廃止の理由は、「当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と位置付けております。(中略)しかしながら、株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から、慎重に検討を重ねました結果、誠に遺憾ではありますが、株主優待制度を廃止することといたしました」とのことだ。

 マーチャント・バンカーズの株主優待は、2018年3月末時点の株主に実施された分のみで廃止となる。ただし、マーチャント・バンカーズは同時に配当予想を修正し、2019年3月期の年間配当金を1株あたり1円から2円に増配することを発表している。この増配により、配当利回りは0.28%⇒0.55%に上昇する。

マーチャント・バンカーズの株主優待制度の詳細と利回り

 ■マーチャント・バンカーズの廃止する株主優待制度の詳細
 基準日  保有株式数  株主優待内容
 ※「マーチャント・バンカーズ・プレミアム優待倶楽部」で
  使えるポイントを株数・保有期間に応じて付与
 3月末  1000株以上  1年未満の保有で2万ポイント
 保有継続期間1年以上で2万2000ポイント
 4000株以上  1年未満の保有で3万ポイント
 保有継続期間1年以上で3万3000ポイント
 1万株以上  1年未満の保有で4万ポイント
 保有継続期間1年以上で4万4000ポイント
 50万株以上  1年未満の保有で5万ポイント
 保有継続期間1年以上で5万5000ポイント
 備考  ※ポイントは次年度に繰り越すことが可能(最長2年間有効)。
 ※ポイントを繰り越す場合、3月31日現在の株主名簿に同一の株主番号で
  記載されていることが条件。3月31日の権利確定日までに、売却や本人以外への
  名義変更及び相続等により株主番号が変更された場合、当該ポイントは失効。

マーチャント・バンカーズの2018年12月14日時点の終値は360円なので、株主優待が実施されていれば、株主優待利回りは以下のようになっていた(※1ポイント=1円と想定。保有期間は1年未満とする)。

(1000株・1年未満保有の場合)
投資金額:1000株×360円=36万円
優待品:ポイント2万円分
株主優待利回り=2万円÷36万円×100=5.55%

(4000株・1年未満保有の場合)
投資金額:4000株×360円=144万円
優待品:ポイント3万円分
株主優待利回り=3万円÷144万円×100=2.08%

(1万株・1年未満保有の場合)
投資金額:1万株×360円=360万円
優待品:ポイント4万円分
株主優待利回り=4万円÷360万円×100=1.11%

 マーチャント・バンカーズが廃止するのは、株主限定サイトで食品や家電などと交換できる「プレミアム優待倶楽部」の株主優待で、個人投資家に人気が高い。しかも、株主優待利回りは5%を超える高水準だったこともあって注目度は高かったが、たった1回で廃止されたことにより、優待目的の投資家には大きな失望が広がることは必至。実際、株主優待の廃止を発表した12月14日の夜間取引(PTS取引)では、一時、14日の終値360円より79円も安い281円(-21.94%)を記録している。年1円⇒年2円の増配もセットで発表されたとはいえ、利回りに与える影響は株主優待の廃止のほうが圧倒的に大きいため、翌営業日となる来週17日(月)以降は株価が急落する展開になりそうだ。

 なお、マーチャント・バンカーズは収益不動産を手掛けるなど、多様な投資事業を展開する企業。2019年3月期の連結業績予想は、前期比で売上高41.4%増を予想。


【※12月の株主優待の情報はこちら!】
【2018年12月の株主優待の内容と利回りを調査!】すかいらーく、マクドナルドなど、外食系の優待や、ビール大手3社、高利回りのQUOカード優待も多数!

■マーチャント・バンカーズ
業種 コード 市場 権利確定月
サービス業 3121 東証2部 3月末
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り
360円 100株 3万6000円 0.55%
※株価などのデータは2018年12月14日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。