株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]
2018年11月1日 ザイ・オンライン編集部

FCM(5758)、商品券の株主優待と配当を同時に廃止!
民間ファンド・アスパラントグループによるTOBの
影響で、配当&株主優待ともに2018年3月末で廃止に

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古河電気工業の子会社であるFCMが、株主優待と配当を廃止することを2018年11月1日に発表した。

FCM(5758)の株主優待FCMは古河電気工業の子会社で、電子機能材事業、電気機能線材事業を手掛ける企業
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FCMの株主優待は、毎年3月末時点の株主を対象に実施されており、内容は「200株以上を1年以上にわたって継続保有する株主に『全国百貨店共通商品券』1万円分を贈呈。1000株以上を1年以上にわたって継続保有する株主に『全国百貨店共通商品券』2万円分を贈呈」というものだった。

 しかし、今回の発表によると、FCMの株主優待は2018年3月末に実施した分を最後に廃止される。また、FCMは株主優待と同時に、配当も廃止することを発表している。

 FCMが株主優待と配当を廃止する理由は、民間ファンドのアスパラントグループがFCMに対してTOB(公開買付け)を実施する影響。アスパラントグループは、FCM株をすべて取得する予定だが、その第一段階として親会社である古河電気工業の保有するFCM株をすべて買い付けることを表明。その後、第二弾の公開買付けも予定し、公開買付け予定価格は「4200円」としている。

FCMが廃止する株主優待の詳細と利回り

 ■FCMが廃止する株主優待の詳細
 基準日  保有株式数  保有期間  株主優待内容
 3月末  200株以上  1年以上  全国百貨店共通商品券1万円分       
 1000株以上  1年以上  全国百貨店共通商品券2万円分       

FCMの2018年11月1日時点の株価(終値)は3645円なので、株主優待が実施されていれば、株主優待利回りは以下のようになっていた。

(200株保有の場合)
投資金額:200株×3645円=72万9000円
優待品:1万円分
株主優待利回り=1万円÷72万9000円×100=1.37

(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×3645円=364万5000円
優待品:2万円分
株主優待利回り=2万円÷364万5000円×100=0.54

FCMの株主優待は、個人投資家に人気の「全国百貨店共通商品券」だったので、今回の廃止を残念に思う投資家も多そうだ。FCMに対する公開買付けは2回行われる予定で、第一弾は公開買付け価格が2018年11月1日の終値(3645円)より低い3050円に設定されており、古河電気工業のみが応募する見通し。第二弾は、その他の株主の応募を想定し、1回目よりも高い公開買付け価格(4200円)を予定。今後はFCMの株価の行方に注目が集まりそうだ。

 なお、FCMは大阪に本社を置き、電子機能材事業、電気機能線材事業を手掛ける企業。2019年3月期の業績予想は、すべて前期比で売上高0.5%増、営業利益11.2%減、経常利益11.9%減、当期純利益11.5%減。


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■FCM
業種 コード 市場 権利確定月
非鉄金属 5758 JASDAQスタンダード 3月末
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り
3645円 100株 36万4500円
※株価などのデータは2018年11月1日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。