株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]
2018年7月2日 ザイ・オンライン編集部

ニプロ(8086)、株主優待の配布基準変更で、従来の
約3割の投資額でJCBギフトカードがもらえることに!
ただし、1年以上の継続保有が必須条件なので要注意!

 ニプロ株式会社が、株主優待の配布基準の変更を2018年6月27日に発表した。

ニプロ(8086)の株主優待ニプロは医療機器事業、医薬事業、ファーマパッケージング(医療用包装材料)事業を3本柱とする、総合医療メーカー。
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 ニプロは毎年3月末に株主優待を実施しており、従来の内容は「1000株(10単元)以上を1年以上保有する株主に、継続保有期間に応じて5000~1万5000円分の『JCBギフトカード』を贈呈」というものだった。

 今後も、1年以上保有する株主に「JCBギフトカード」が贈呈される点に変わりはないが、従来は1000株以上だけだった配布基準に300~499株、500~999株の配布基準が新設される。具体的には、「300~499株(3~4単元)を1年以上保有する株主に1000円分、500~999株(5~9単元)を1年以上保有する株主に2000円分の『JCBギフトカード』を贈呈」に変更される。

 この株主優待の変更は、2019年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

ニプロの株主優待制度の変更前と変更後

 (変更前)
 基準日  保有株式数  継続保有期間  株主優待内容
 3月末  1000株以上  1年以上3年未満  JCBギフトカード5000円
 3年以上5年未満  JCBギフトカード1万円
 5年以上  JCBギフトカード1万5000円
 (変更後)
 基準日  保有株式数  継続保有期間  株主優待内容
 3月末  300株以上
 500株未満
 1年以上  JCBギフトカード1000円
 500株以上
 1000株未満
 1年以上  JCBカード2000円
 1000株以上  1年以上3年未満  JCBギフトカード5000円
 3年以上5年未満  JCBギフトカード1万円
 5年以上  JCBギフトカード1万5000円
 備考   ※継続保有期間中に株式を追加取得したことで、基準日における区分が異なることになった
  場合、例えば300株を5年以上保有し、1000株に買い増したときは、基準日における区分
  (1000株以上)の継続保有期間は1年未満となるが、元の300株を1年以上保有しているので、
  優待品は1000円分贈呈される。
  また、継続保有期間中に株式を一部売却したことで、基準日における区分が 異なることに
  なった場合、例えば1000株を5年以上保有し500株売却したときは、基準日における区分
  (500株以上1000株未満)の継続保有期間は1年未満となるが、
  500株については1年以上保有しているので、優待品は2000円分贈呈される。
 ※相続、贈与、株主名簿からの除籍等により株主番号が変更になった場合は、
  その直後の基準日から起算する。
 ※保有株式の一部につき、信託設定、貸し株、NISA(少額投資非課税制度)口座への
  移管等がなされ、同一株主番号でなくなった場合は、それぞれの株主番号の名義ごとに
  継続保有期間および株式数を確認する。

ニプロの株主優待の利回りは?

 ニプロの2018年7月2日時点の株価(終値)は1297円なので、株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。

【変更前】
(1000株・1年以上3年未満保有の場合)
投資金額:1000株×1297円=129万7000円
優待品:5000円分
優待利回り=5000円÷129万7000円×100=0.38%

(1000株・3年以上5年未満保有の場合)
投資金額:1000株×1297円=129万7000円
優待品:1万円分
優待利回り=1万円÷129万7000円×100=0.77%

(1000株・5年以上保有の場合)
投資金額:1000株×1297円=129万7000円
優待品:1万5000円分
優待利回り=1万5000円÷129万7000円×100=1.15%

【変更後】
(300株・1年以上保有の場合)
投資金額:300株×1297円=38万9100円
優待品:1000円分
優待利回り=1000円÷38万9100円×100=0.25%

(500株・1年以上保有の場合)
投資金額:500株×1297円=64万8500円
優待品:2000円分
優待利回り=2000円÷64万8500円×100=0.30%

(1000株・1年以上3年未満保有の場合)
投資金額:1000株×1297円=129万7000円
優待品:5000円分
優待利回り=5000円÷129万7000円×100=0.38%

(1000株・3年以上5年未満保有の場合)
投資金額:1000株×1297円=129万7000円
優待品:1万円分
優待利回り=1万円÷129万7000円×100=0.77%

(1000株・5年以上保有の場合)
投資金額:1000株×1297円=129万7000円
優待品:1万5000円分
優待利回り=1万5000円÷129万7000円×100=1.15%

 ニプロの株主優待は、百貨店や家電量販店など、さまざまな場所で使える「JCBギフトカード」。従来は1000株以上を保有しないと株主優待の権利が獲得できなかったので、129万7000円もの投資額が必要だったが、今回の配布基準の変更で、今後は300株で株主優待の権利が獲得できるようになり、必要な投資額は38万9000円になった。300株保有時の株主優待利回りは0.25%と決して高くはないが、配当利回りは2.31%あるので、従来よりも株主優待を獲得するハードルが大きく下がった分、個人投資家の注目も集まりやすくなるだろう。

 なお、ニプロは大阪府大阪市に本社を置く、総合医療メーカー。医療機器、医薬品、ファーマパッケージング(医療用包装材料)の3つの事業を柱とし、人工透析関連機器では世界を相手にシェア拡大を狙う。2019年3月期の連結業績予想(通期)は、すべて前期比で売上高7.9%増、営業利益13.6%減、経常利益10.1%減、当期純利益20.0%増となる見通し。

■ニプロ
業種 コード 市場 権利確定月
精密機器 8086 東証1部 3月末
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り
1297円 100株 12万9700円 2.31%
※株価などのデータは2018年7月2日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。