株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]
2018年4月27日 ザイ・オンライン編集部

APAMAN(8889)、株主優待を廃止も、前期比2倍
の増配を同時に発表して、株主還元は従来より充実!
配当(+優待)利回りは従来の1.45%⇒1.83%に

APAMAN株式会社は、毎年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主に対し、これまで実施していた株主優待を、2018年3月の実施分をもって廃止すると、2018年4月27日に発表した。

APAMAN(8889)の株主優待APAMANは賃貸斡旋のアパマンショップなどを傘下に置く。
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APAMANが毎年3月末に実施していた従来の株主優待は、「500株(5単元)以上保有する株主を対象に、保有株式数と継続保有期間に応じて、食品や電化製品など好きな商品と交換できる『株主優待ポイント』を贈呈」というもの。

APAMANが株主優待を廃止する理由は、「株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から、利用状況等も鑑み、慎重に検討を重ねました結果、株主優待制度を廃止することといたしました。今後とも、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つと位置づけ、企業価値の向上に努めてまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます」とのことだ。

 なお、「利益還元を重視する」との言葉どおり、株主優待廃止の発表と同日、APAMAN2018年9月期の配当を増配すると発表。期末配当金を事前予想の12円より2円増配の14円としたほか、特別配当を10円とし、年間の配当金額は前期12円の2倍の「1株あたり24円」と、大幅に増配される予定。

APAMANが廃止する株主優待の詳細と利回りは?

APAMANが廃止する株主優待の内容
 基準日  保有株式数  保有期間  株主優待内容
 3月末  500株以上  1年未満  3500ポイント(3500円相当
 1年以上  3850ポイント(3850円相当
 1000株以上  1年未満  7000ポイント(7000円相当
 1年以上  7700ポイント(7700円相当
 2000株以上  1年未満  1万5000ポイント(1万5000円相当
 1年以上  1万6500ポイント(1万6500円相当
 3000株以上  1年未満  2万ポイント(2万円相当
 1年以上  2万2000ポイント(2万2000円相当

APAMANの2018年4月27日の終値は1310円なので、従来どおり実施されていれば、株主優待利回りは以下のようになっていた。

(500株・1年未満保有の場合)
投資金額:500株×1310円=65万5000円
優待商品:3500円相当
株主優待利回り=3500円÷65万5000円×100=0.53%

 APAMANの株主優待は、食品や電化製品など、さまざまな優待品と交換できて個人投資家に人気がある「株主優待ポイント」だった。2016年3月から導入され、2018年で3回目を迎えたばかりだったが、今回早くも廃止になった。しかし、株主優待の廃止と同時に、2018年9月期の大幅な増配を発表した点に注目。変更前の株主優待+配当の合計利回りは1.45%だったが、変更後の配当利回りは1.83%と、むしろ株主還元は改善したと言えるので、発表の翌営業日となる5月1日の株式市場では好感される可能性が高いだろう。

 なお、APAMANは賃貸斡旋のアパマンショップなどを傘下に置く企業。レンタサイクルなど新規事業にも着手。2018年9月期の連結業績予想は、すべて前期比で売上高が0.6%増、営業利益が1.7%増、経常利益が4.1%増、当期純利益が38.5%減。

■APAMAN
業種 コード 市場 権利確定月
不動産業 8889 JASDAQスタンダード 3月末
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り
1310円 100株 13万1000円 1.83%
※株価などのデータは2018年4月27日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。