株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]
2018年2月7日 ザイ・オンライン編集部

スズデン、QUOカードの株主優待に長期保有優遇制度
を導入、3年以上保有で株主優待利回り2倍に!同時に
記念配当の実施も発表して配当+優待利回り4.3%超!

スズデン株式会社が、株主優待の配布基準の変更と記念配当の実施、業績予想の上方修正などを2018年2月7日に発表した。

スズデン(7480)の株主優待スズデンはFA機器の卸売りなどを手掛ける企業。
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 スズデンは毎年3月末時点の株主を対象に株主優待を実施しており、従来の内容は「100株以上保有する株主に『QUOカード』1000円分を贈呈」というものだった。

 今後も「QUOカード」がもらえる点に変わりはないが、継続保有期間が「3年未満」と「3年以上」で額面が変更されることになる。具体的には以下のとおり。

●100株以上を3年未満保有する株主に、QUOカード500円分
●100株以上を3年以上保有する株主に、QUOカード2000円分

 この株主優待の変更は、2018年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

 なお、スズデンは株主優待変更の発表と同時に、創業70周年記念配当(1株あたり10円。普通配当との合計は年間配当金で55円)の実施を発表している。

スズデンの株主優待制度の変更前と変更後

 (変更前)
 基準日  保有株式数  株主優待内容
 3月末  100株以上  QUOカード1000円相当
 (変更後)
 基準日  保有株式数  保有期間  株主優待内容
 3月末  100株以上  3年未満  QUOカード500円相当
 3年以上  QUOカード2000円相当
 備考  ※3年を超える保有の確認は、平成27年3月31日の株主名簿から平成30年3月31日までの
  中間期・期末期株主名簿に同一株主番号として記載された株主とする。
(次回以降も同様の方法で確認)

スズデンの株主優待利回りは?

 スズデンの2018年2月7日時点の株価(終値)は1684円なので、変更後の株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。

【変更前】
(100株保有の場合)
投資金額:100株×1684円=16万8400円
優待品:1000円分
優待利回り=1000円÷16万8400円×100=0.59%

【変更後】
(100株3年未満保有の場合)
投資金額:100株×1684円=16万8400円
優待品:500円分
優待利回り=500円÷16万8400円×100=0.29%

(100株3年以上保有の場合)
投資金額:100株×1684円=16万8400円
優待品:2000円分
優待利回り=2000円÷16万8400円×100=1.18%

 スズデンの株主優待は、投資家に人気の「QUOカード」。従来は保有期間に関係なく一律1000円分だったが、今回の変更によって3年未満の保有では500円分に減額されるので、保有期間が3年未満の株主にとっては優株主待利回りが半減してしまう。一方、保有期間が3年以上の株主は2000円分に増額されるので、株主優待利回りも1.18%に倍増する。

 3年以上の継続保有はややハードルが高いため、失望する投資家は多い……かもしれないが、スズデンは同日に記念配当の実施を発表しており、2018年3月期の配当利回りは3.26%と高くなる。さらに、同時に連結業績予想の上方修正も発表していることから、今回の株主優待の変更が株価に与える影響は限定的だろう。実際、株主優待の変更、記念配当の実施、業績予想の上方修正の3つの適時開示を発表した本日(2018年2月7日)のSBI証券のPTS取引(夜間取引)では、一時、2月7日の終値からプラス15%超となる1950円を記録しているので、明日以降の株式市場でも注目を集めそうだ。

 なお、スズデンはFA機器、電子デバイス、電設資材などを取り扱う企業。2018年2月7日に、主力製品の売れ行き好調を受けて、2018年3月期の連結業績予想を上方修正。すべて前期比で、売上高が16.1%増、営業利益が55.9%増、経常利益が47.6%増、当期純利益が51.0%増と、2ケタの増収増益を見込む。配当も2013年3月期は15円、2014年3月期は21円、2015年3月期は35円、2016年3月期は55円、2017年3月期は45円、2018年3月期は55円と、増配傾向にある。

■スズデン
業種 コード 市場 権利確定月
卸売業 7480 東証1部 3月末
株価(終値) 単元株数 最低投資金額 配当利回り
1684円 100株 16万8400円 3.26%
※株価などのデータは2018年2月7日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。