株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]
2017年8月8日 ザイ・オンライン編集部

広島銀行(8379)、株主優待を変更!株式併合と
単元株変更で優待の配布基準が変更に。加えて、
従来「預金金利優遇」のみだった優待内容も多様化!

 株式会社広島銀行が株主優待の内容を変更すると、2017年8月2日に発表した。

広島銀行は、広島県にある地銀。「ひろしま美術館」の運営も行う。
拡大画像表示

広島銀行の株主優待は、従来毎年3月末時点の株主を対象として実施されており、内容は「1000株以上を保有する株主を対象に、保有株式数に応じて、定期預金の金利手数料優遇(店頭金利に年0.3~0.5%上乗せ)、および『ひろしま美術館』招待券2枚を贈呈」というものだった。

 今後は、2017年10月1日をもって株式併合(2株⇒1株)と単元株変更(1000株⇒100株)が実施されることに伴い、株主優待の配布基準が変更となる。

 また、優待内容も一部変更される。従来は、定期預金金利の優遇と美術館招待券のみだったが、変更後は4つの金融サービスのメニューから一つを選択できるようになる(※美術館招待券2枚は変わらずに受け取れる)。

 新設される株主優待のメニュー内容は以下のとおり。なお、株主優待は広島銀行に加え、同グループのひろぎん証券からも提供される。

(1)定期預金「スーパー定期」または「スーパー定期300」(1年)金利上乗せ
※店頭表示金利に保有株数に応じて年0.05~0.3%上乗せ(※上乗せ分は保有株数に応じて変動)。預入限度額も、保有株数に応じて200万~500万円まで変動する。

(2)投資信託購入手数料20%分キャッシュバック
※手数料合計額(税抜)の20%分。受付期間(毎年7月1日~翌年6月30日)の累計額となる。キャッシュバックの上限は2万円まで。

(3)相続関連サービス契約手数料キャッシュバック
※「<ひろぎん>家族つなぐ信託」「<ひろぎん>想いつづく信託」 の契約で、手数料合計額(税抜)の20%分をキャッシュバック。受付期間(毎年7月1日~翌年6月30日)の累計額となる。キャッシュバックの上限は2万円まで。

(4)ひろぎん証券株式売買・投資信託購入手数料キャッシュバック
※手数料合計額(税抜)の20%分。受付期間(毎年7月1日~ 翌年6月30日)の累計額となる。キャッシュバックの上限は2万円まで。

 この株主優待の変更は、2018年3月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

広島銀行の株主優待の変更前と変更後

 【変更前】※株式併合・単元株変更前
 基準日  保有株式数  株主優待内容
 3月末  1000株以上  ◆定期預金(1年・預入上限300万円)金利上乗せ(0.30%
 ◆「ひろしま美術館」招待券2枚
 5000株以上  ◆定期預金(1年・預入上限400万円)金利上乗せ(0.40%
 ◆「ひろしま美術館」招待券2枚
 1万株以上  ◆定期預金(1年・預入上限500万円)金利上乗せ(0.50%
 ◆「ひろしま美術館」招待券2枚
 【変更後】※株式併合・単元株変更後
 基準日  保有株式数  株主優待内容
 3月末  100株以上  ◆以下の(1)~(4)のいずれか1種類を選択可能。
 (1)定期預金(1年・預入上限200万円)金利上乗せ(0.05%
 (2)投資信託購入手数料20%分キャッシュバック
 (3)相続関連サービス契約時手数料20%分キャッシュバック
 (4)ひろぎん証券株式売買・投資信託購入手数料
 20%分キャッシュバック
 ◆「ひろしま美術館」招待券2枚

 500株以上

 ◆以下の(1)~(4)のいずれか1種類を選択可能。
 (1)定期預金(1年・預入上限300万円)金利上乗せ(0.10%
 (2)投資信託購入手数料20%分キャッシュバック
 (3)相続関連サービス契約時手数料20%分キャッシュバック
 (4)ひろぎん証券株式売買・投資信託購入手数料
 20%分キャッシュバック
 ◆「ひろしま美術館」招待券2枚
 2500株以上  ◆以下の(1)~(4)のいずれか1種類を選択可能。
 (1)定期預金(1年・預入上限400万円)金利上乗せ(0.20%
 (2)投資信託購入手数料20%分キャッシュバック
 (3)相続関連サービス契約時手数料20%分キャッシュバック
 (4)ひろぎん証券株式売買・投資信託購入手数料
 20%分キャッシュバック
 ◆「ひろしま美術館」招待券2枚
 5000株以上  ◆以下の(1)~(4)のいずれか1種類を選択可能。
 (1)定期預金(1年・預入上限500万円)金利上乗せ(0.30%
 (2)投資信託購入手数料20%分キャッシュバック
 (3)相続関連サービス契約時手数料20%分キャッシュバック
 (4)ひろぎん証券株式売買・投資信託購入手数料
 20%分キャッシュバック
 ◆「ひろしま美術館」招待券2枚

広島銀行の株主優待は、各種金融サービスの優遇と「ひろしま美術館」の招待券。株主優待利回りに関しては、利用条件により異なるため計算は難しい。

 今回の変更は、株式併合(2株⇒1株)と単元株変更(1000株⇒100株)に伴う配布基準の変更と、優待サービスのラインアップの拡充となっている。選択肢が増えた点と従来よりも株主優待の権利を獲得できる投資額が下がった点は改善と言えるが、大きな魅力だった定期預金金利の引き上げ幅は小さくなっている。広島銀行に口座を持ち、株主優待で金利優遇を受けていた株主のなかには、今回の変更を残念に思う人も少なくないだろう。

 なお、広島銀行は、明治11年創業の広島県を地盤とする地銀大手。2017年8月3日に発表した2018年3月期第1四半期連結業績(累計)は、すべて前年同期比で、経常収益が15.5%減、経常利益が34.6%減。四半期純利益が18.6%減。近年は近隣の地銀間での競争も激化。2018年3月期の通期の連結業績予想も減収減益となっている。

■広島銀行
業種 コード 市場 権利確定月
銀行業 8379 東証1部 3月
株価(終値) 単元株数
(※2017年8月現在)
最低投資金額 配当利回り
476円 1000株 47万6000円 1.68%
※株価などのデータは2017年8月8日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。