株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]
2017年5月12日 ザイ・オンライン編集部

富士急行、株主優待の内容を変更! 株式併合と
単元株式数の変更によるものだが、一部は拡充で、
優待に必要な最低投資金額も引き下げで魅力アップ

富士急行株式会社が株主優待内容を変更すると、2017年5月10日に発表した。


富士急行は富士山麓周辺を地盤に特にバス運営を強みとする会社。 富士急ハイランド」も運営。
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富士急行の従来の株主優待の内容は、「1000株以上保有する株主に、年2回、保有株式数に応じて、交通機関や系列グループのホテル宿泊割引に利用できる『電車・バス・観光施設共通優待券』や、遊園地フリーパスなどの『フリーパス引換券』などを贈呈。さらに、1万株以上を3年以上継続保有する株主に、ホテル宿泊が割引になる『長期保有特別優待券』を贈呈」というものだった。

 今後は、2017年10月1日を効力発生日として「株式併合(2株⇒1株に併合)」と「単元株式数の変更(1000株⇒100株)」を実施する予定で、それに伴い株主優待の配布基準を変更する。具体的には、以下のとおり。

◆株主優待が適用される保有株式数が変更される
◆配布基準に「100株以上500株未満」が新設され、「電車・バス・観光施設共通優待券」5枚と「施設割引券」が贈呈される
◆500株以上1500株未満への「電車・バス・観光施設共通優待券」の発行を7枚から10枚に拡充
◆長期保有優遇制度の条件の一部を変更


 この株主優待の変更は、2018年3月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。なお、2017年9月末の株主に実施予定の株主優待は、変更前の基準が適用される。

変更後の富士急行の株主優待制度の詳細

 変更後の富士急行の株主優待制度の詳細 ※株式併合と単元株変更後の詳細
 基準日  保有株式数  株主優待内容
 9月末/
 3月末
 100株以上  ◆電車・バス・観光施設共通優待券5枚(×年2回)(※1)
 ◆施設割引券1冊(×年2回)(※2)
 500株以上  ◆電車・バス・観光施設共通優待券10枚(×年2回)
 ◆フリーパス引換券1枚(×年2回)(※3)
 ◆施設割引券1冊(×年2回)
 1500株以上  ◆電車・バス・観光施設共通優待券10枚(×年2回)
 ◆フリーパス引換券2枚(×年2回)
 ◆施設割引券1冊(×年2回)
 2500株以上  ◆電車・バス・観光施設共通優待券15枚(×年2回)
 ◆フリーパス引換券3枚(×年2回)
 ◆高速バス乗車券1枚(×年2回)(※4)
 ◆施設割引券1冊(×年2回)
 5000株以上  ◆電車・バス・観光施設共通優待券25枚(×年2回)
 ◆フリーパス引換券4枚(×年2回)
 ◆高速バス乗車券2枚(×年2回)
 ◆施設割引券1冊(×年2回)
 ◆長期保有特別優待券2枚(3年ごとに1回)(※5)
 1万株以上  ◆電車・バス・観光施設共通優待券40枚(×年2回)
 ◆フリーパス引換券5枚(×年2回)
 ◆高速バス乗車券4枚(×年2回)
 ◆施設割引券1冊(×年2回)
 ◆長期保有特別優待券2枚(3年ごとに1回)
 1万7500株以上  ◆電車・バス・観光施設共通優待券40枚(×年2回)
 ◆フリーパス引換券6枚(×年2回)
 ◆高速バス乗車券4枚(×年2回)
 ◆電車・バス全線優待パス1枚(×年2回)
 ◆施設割引券1冊(×年2回)
 ◆長期保有特別優待券3枚(3年ごとに1回)
 詳細

 優待品の発行時期と有効期限は、3月株主には5月末発行→11月末まで有効、
 9月株主には11月末発行→翌年5月末まで有効。
 (※1)
 電車全線乗車(1枚につき片道1名乗車)、バス全線乗車(1枚につき片道1名乗車)、
 観光施設共通優待券で使える観光施設は以下のとおり。
 ・富士急ハイランド(1枚につき1名入園、5枚につきフリーパス1枚と引換)
 ・ぐりんぱ(1枚につき1名入園、5枚につきワンデークーポン1枚と引換)
 ・さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト(1枚につき1名入園、5枚につきフリーパス1枚と引換)
 ・スノータウンYeti(5枚につき1日入場滑走券1枚と引換)
 ・あだたら高原スキー場(5枚につきリフト1日券又はゴンドラ往復券1枚と引換)
 ・初島アイランドリゾート(1枚につき1名入園)
 ・天上山公園カチカチ山ロープウェイ(1枚につき1名乗車(往復))

 ・河口湖遊覧船・山中湖遊覧船・本栖湖遊覧船(1枚につき1名乗船)
 ・初島航路(2枚につき1名往復乗船)
 ・フジヤマミュージアム(1枚につき1名入館)
 ・ふじやま温泉(2枚につき大人1名入館、1枚につき小人1名入館)・
 ・さがみ湖温泉うるり(2枚につき大人1名入館、1枚につき小人1名入館)
 ・あだたら山 奥岳の湯(1枚につき1名入館)
 (※2)
 ・ハイランドリゾートホテル&スパ・ホテルマウント富士割引券(室料20%または自社企画宿泊商品の10%割引)各2枚
 ・
ホテルマウント富士プール割引券(20%割引)2枚
 ・富士山ステーションホテル割引券(室料1000円割引)2枚
 ・富士宮富士急ホテル割引券(室料20%または自社企画宿泊商品の10%割引)2枚
 
・富士急グループホテル飲食割引券(10%割引)5枚(ホテルマウント富士食事付入浴10%割引としても利用可能)
 ・富士ゴルフコース・大富士ゴルフ場割引券(パック料金2000円割引)各1枚
 ・ふじやま温泉入館料割引券(平日は大人1000円 小人500円、土休日は大人1300円 小人600円に割引)2枚
 ・さがみ湖温泉うるり入館料割引券(平日は大人800円 小人350円、土休日は大人850円 小人350円に割引)2枚
 ・あだたら山奥岳の湯入館料割引券(大人500円 小人300円に割引)2枚
 ・忍野しのびの里割引券(食事処雪月風花5%割引)2枚
 ・PICA山中湖ヴィレッジコテージ宿泊割引券(1棟1泊素泊り10%割引)2枚
 ・同レストラン飲食割引券(5%割引)2枚
 ・PICA富士吉田・PICA富士西湖・キャンピカ富士ぐりんぱ・パディントンベアキャンプグラウンド割引券(1泊室料10%割引)2枚
 ・富士ミネラルウォーター割引券(1ケース以上20%割引)1枚
 ・
富士急トラベル割引券(パッケージ旅行料金5%割引)2枚
 ・富士急オートサービス割引券(車検・点検・整備の工賃10%割引)1枚
 (※3)
 ・遊園地フリーパス(富士急ハイランド・ぐりんぱ・さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト)
 ・スキー場1日券(スノータウンYeti・あだたら高原スキー場)

 (※4)
 「富士五湖~新宿線」「富士山五合目~新宿線」「甲府~新宿線」
 「富士五湖~東京線」「河口湖~渋谷線」「富士宮~東京線」「富士~東京線」
 「沼津~東京線」「沼津~新宿・渋谷線」「三島~新宿・渋谷線」の富士急便に利用可能。
 (※5)
 「過去3年間すべての基準日(3月31日、9月30日)の株主名簿において、
 対象となる株式数以上を継続して保有し、 かつ株主番号が継続して同一である株主」に
 「ハイランドリゾートホテル&スパ」「ホテルマウント富士」の指定するツインルーム
 室料100%またはホテル内レストラン利用料30%割引券を贈呈。

富士急行の株主優待利回りはどうなる?

富士急行の株主優待利回りは、内容的に算出するのが難しい。しかし、今回の株主優待の変更は、基本的に「株式併合」と単元株数の変更によるもので、株主優待の内容自体は大きく変わっていない。ただし、今回の変更により、従来の1単元保有の株主(併合後の500株の株主)にとっては株主優待の内容が拡充になったことに加えて、100株以上500株未満の株主に向けた優待が新設されて多様な割引が受けられる優待券や割引券が、従来よりもかなり少ない投資額でもらえるようになったのは大きな改善で、さらに魅力的な株主優待になったと言えるだろう。富士急行が運営する施設や交通機関をよく利用する人はなら要チェックだ。

 なお、富士急行は1926年に富士山麗電機鉄道株式会社としてスタートし、現在も富士山麓周辺の交通事業やレジャー施設運営などを手掛ける会社。レジャー事業の主力は「富士急ハイランド」。2017年5月10日に発表した2017年3月期連結業績(通期)は、すべて前期比で売上高が1.7%減、営業利益が10.4%減、経常利益が8.2%減。運輸業は増収となったものの、天候不良の影響を受けたレジャー・サービス業の不調などがマイナス要因に。2018年3月期では巻き返し、通期での黒字を予想する。

■富士急行
業種 コード 市場 権利確定月
陸運業 9010 東証1部 9月/3月
株価(終値) 単元株数(※2017年5月時点) 最低投資金額 配当利回り
1061円 1000株 106万1000円 0.71%
※株価などのデータは2017年5月12日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。