株主優待情報[2020年]

人気の「株主優待株」の中で“コロナ・ショック”によって
株価が急落した銘柄の特徴は?「低価格の外食」など、
中長期で株価が反発しそうな銘柄の見分け方も紹介!

2020年4月28日公開(2020年8月28日更新)
ザイ・オンライン編集部
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人気の株主優待株の中で、「コロナ・ショック」から株価反発が期待される業種・銘柄と、株価低迷が続きそうな業種・銘柄の違いとは?

発売中のダイヤモンド・ザイ6月号は、特集「底値が堅い! 株主優待株69」を掲載!「コロナ・ショック」でほとんどの銘柄の株価が急落しているが、以前より安値で買える株主優待株が増えて、投資の機会を伺っている投資家も多いかもしれない。しかし、相場の先行きにはまだまだ不透明感があるため、銘柄選びには慎重になるべきだろう。

そこで、この特集では、独自のスコアで割り出した急落に強い株主優待株や、もともと株主優待株として人気だった銘柄のうち、株価の反発が期待されるものをランキング形式で紹介。さらに、あの株主優待名人・桐谷広人さんが、今回のコロナ相場をどのように過ごしていたかも取り上げているので、株主優待株に興味がある人なら必見だ!

今回は特集の中から、“反発が期待できる人気の株主優待株”のランキングを一部抜粋するので、銘柄選びの参考にしてほしい!
【※関連記事はこちら!】
株価急落時に買うべき「株主優待株」の“3つのポイント”を解説! 配当+優待利回りや優待人気の高さのほか、「自己資本比率30%以上」など財務&業績も要チェック

「コロナ・ショック」で下落した株主優待株は、
外食・リース会社・不動産関連の企業が目立った!

反発に期待できる人気の株主優待銘柄は?

 これまでダイヤモンド・ザイでは、たびたび株主優待株の特集を組んできたが、そこで取り上げてきた銘柄の中には、もはや常連となっている人気銘柄も多かった。しかし、「コロナ・ショック」の急落局面(2020年2月21日~3月19日)では、そんな人気銘柄も大半が値下がりしている。

 しかし、回復の底力を持った企業であれば、下落率が大きければ大きいほど、反発の勢いは強くなるはずだ。そこで、ダイヤモンド・ザイは、2月21日~3月19日の間の下落率が特に大きく、今後の反発に期待できそうな株に注目した。

 銘柄の選別にあたっては、まずダイヤモンド・ザイの2018年12月号以降で掲載してきた、人気の株主優待株226銘柄を対象とした。いずれも、配当+株主優待の合計利回りや、株主優待の内容が魅力的で、投資ブロガーや読者に支持されていた銘柄だ。

 ダイヤモンド・ザイ6月号の誌面では、その226銘柄の中で、前述の期間における株価の下落率が大きかった銘柄を「反発の余力が大きい銘柄」と見なし、下落率が大きい順(反発の余力が大きい順)にランキングにして、上位50位まで紹介している。つまり、ランキング上位の銘柄は、これまで人気の株主優待株でありながら、特に株価が下落した銘柄ということになる。

 ただ、いくら過去に人気があったとはいえ、今後株価が必ず反発するとは限らない。株価が特に大きく下がったということは、大抵の場合、それなりの理由があるからだ。そこでランキングには、アナリストに「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で投資判断を付けてもらっている。以下に、そのランキングの上位5位までを抜粋した。

◆「コロナ・ショック」での下落率が大きかった(=反発余力がある)
   人気の株主優待株ランキング・上位5位までを発表!

  株価(4/3) 下落率
(2/21⇒3/19)
株主優待+配当
合計利回り
投資判断 最新の株価
1位 DDホールディングス(3073)
621円 -57% 11.11%
(配当利回り1.45%)
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【コメント】 飲食店、ブライダルを展開。新規業態の開発力やM&Aの能力が評価される。新型コロナウイルスによる外出自粛の影響には警戒だが、収束の見通しが立てば「強気」に。
【関連記事】 DDホールディングス、新型コロナウイルスの影響による臨時休業で、株主優待券の有効期限を2か月延長へ! なお、株価急落で100株保有時の優待利回りは9%超に
2位 レッグス(4286)
728円 -50% 5.91%
(配当利回り4.53%)
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【コメント】 マーケティング支援。「Tik Tok」に強い企業への出資でインフルエンサーの活用加速に期待。目先はコラボ企画などを見極め。
3位 クロスプラス(3320)
404円 -49% 10.40%
(配当利回り2.97%)
弱気
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【コメント】 女性向けアパレルを中心に手掛ける。新型コロナウイルスの影響による中国での生産活動の遅延や、国内の消費停滞などが重しになる。
4位 FPG(7148)
478円 -49% 12.99%
(配当利回り12.57%)
中立
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【コメント】 オペレーティング・リース事業が主力。株価は大きく下落しているが、基本的には不況に相対的に強い印象。まずは第2四半期を見極めたい。
5位 シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687)
400円 -48% 16.25%
(配当利回り5.00%)
弱気
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【コメント】 マンションのコンシェルジュサービスが柱。一方、注力していたホテル事業や祖業であるコンビニエンス・ストア事業の苦戦を想定。
※株価や利回りは2020年4月3日時点。分析コメントはラカンリチェルカの若杉篤史さん。

 50位までのランキングの全貌は、ダイヤモンド・ザイ6月号の誌面でチェックしてほしいが、ランキング全体の特徴として言えることは、外食や金融(リース)、不動産関連の銘柄が目立つことだ。上位5位までにも、外食系のDDホールディングス、リース会社のFPG、不動産事業を手掛けるシー・ヴイ・エス・ベイエリアが含まれている。

 外食産業は、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響を強く受けることから、居酒屋やレストランを運営する企業がランキング上位に入っている。

 リース会社のビジネスモデルは、簡単に言うと、機械や設備をリース会社が購入し、企業に長期で貸し出すというもの。長期での契約になるため、本来は景気の悪化に強いはずだが、航空機のリースに力を入れている会社に関してはダメージが大きい。リースしている「モノ」などによって、明暗が分かれる結果になった。

 不動産関連の企業にとっても厳しい情勢が続く。商業モールやオフィスビルなどを手掛けている企業は、即座に賃料の収入が途絶えることにはならなくても、中長期で収益性が落ちることは避けられないだろう。また、新築マンションなどの開発・販売のほか、個人向けの投資用物件を手掛ける企業も、景気悪化による買い手の減少で、厳しい業績となるところが増えそうだ。

 こうした傾向を踏まえると、すべては新型コロナウイルスの感染拡大がいつ、どのような形で収束するかにかかってくるが、収束後に景気が悪化することを前提とすると、外食では低価格帯のチェーン店を展開する企業などが注目されそうだ。また、リース会社も足元の業績は悪化するかもしれないが、中長期では復活が見込めるため、下落時はむしろ拾い時とも言える。ただ、不動産関連については、景気の動向から遅れて業績が悪化しやすいので、将来的な収益性の低下懸念が最も強く、株主優待の改悪などにも注意が必要だろう。

 さて、ここまでダイヤモンド・ザイ6月号の特集「底値が堅い! 株主優待株69」の一部を抜粋した。特集では、アナリストなどの相場のプロが反発に期待する株主優待株や、株主優待名人・桐谷さんが「コロナ・ショック」時に仕込んだ銘柄なども紹介しているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
【※関連記事はこちら!】
株価下落に強い「高配当株」の3銘柄を紹介! 外出自粛でも影響を受けにくいセブン&アイHD、リーマン・ショック後も増収だったセンコーグループなどに注目

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