◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!◆
2019年12月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄&株主優待内容を徹底調査!

12月の株主優待は全部で約180銘柄で、3月・9月に次いで1年で3番目に多く、株主優待投資家にとってはうれしい月の一つ。なかでも定番と言えるのが、キリンホールディングス(2503)をはじめとするビール大手3社や、すかいらーくホールディングス(3197)、日本マクドナルドホールディングス(2702)などの外食系銘柄だ。また、配当+株主優待利回りが3%台後半を超える、高利回りの「QUOカード」優待銘柄も充実している。さらに、今期からの新設銘柄も複数ある。利回りも確認しながら、お気に入りの株主優待銘柄を見つけよう!
トラスコ中山にヒューリック、キリンビール、アース製薬など
カタログギフトや自社商品詰め合わせがもらえる注目の8銘柄!
まずは、自社商品や地域特産品、カタログギフトなど「モノ」がもらえる株主優待の中から、内容はもちろん、利回り面でも注目したい8銘柄を紹介しよう。
■自社商品や特産品、カタログギフトがもらえる注目の株主優待8銘柄! | ||||
最低投資額 | 株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
◆ラックランド(9612) 【確定月】3月/6月/9月/12月 | ||||
24万9300円 | 5.41% | 4.41% | 1.00% | |
【株主優待内容】 100株以上で、6月と12月は3000円相当の宮城県の特産品(6種類から選択)、3月と9月は自社グループ通販サイト「ご当地こわけ」で利用可能な2500円分のクーポン券 |
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【備考】今期から一部株主優待内容を変更。6月と12月の優待品については別途約1400円分の送料を自社で負担 | ||||
◆ヒューリック(3003) 【確定月】12月 | ||||
35万1300円 | 3.45% | 0.85% | 2.60% | |
【株主優待内容】 300株以上で3000円相当のグルメカタログギフト |
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【備考】長期保有優遇制度あり。3年以上300株以上の継続保有で、優待金額が2倍に増額 | ||||
◆OATアグリオ(4979) 【確定月】12月 | ||||
16万3400円 | 3.37% | 0.92% | 2.45% | |
【株主優待内容】 100株以上で1500円相当の自社グループ商品 |
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【備考】前回の優待内容は液体肥料や植物栄養剤3本セット。長期保有優遇制度があり、1年以上の継続保有で1000円分のQUOカードを追加 | ||||
◆トラスコ中山(9830) 【確定月】12月 | ||||
27万3400円 | 3.18% | 1.83% | 1.35% | |
【株主優待内容】 100株で5000円相当、1000株以上で1万円相当のカタログギフト |
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【備考】前期の選択肢は、自社商品のほか、生活家電、調理器具、食品類など全31点 | ||||
◆北海道コカ・コーラボトリング(2573) 【確定月】6月/12月 | ||||
39万1000円 | 2.96% | 1.43% | 1.53% | |
【株主優待内容】 100株で2800円相当、600株以上で3500円相当の自社商品詰め合わせ |
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【備考】前回の100株保有時の株主優待は缶コーヒー、お茶、ミネラルウォーターなど全22本、600株では28本の詰め合わせ | ||||
◆キリンホールディングス(2503) 【確定月】12月 | ||||
25万3050円 | 2.89% | 0.40% | 2.49% | |
【株主優待内容】 100株で1000円相当、1000株以上で3000円相当の自社グループ商品(複数から選択) |
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【備考】前期の100株保有時の株主優待の選択肢は、一番搾り詰め合わせ(4本)、清涼飲料の詰め合わせ(7本)、キリンシティ食事券、株主限定オリジナルデザインのサッカー日本代表応援タオルマフラーなど | ||||
◆アース製薬(4985) 【確定月】6月/12月 | ||||
57万5000円 | 2.44% | 0.70% | 1.74% | |
【株主優待内容】 6月は、100株で2000円相当、1000株以上で3000円相当の自社製品詰め合わせ。12月は100株以上で2000円相当の自社グループ製品詰め合わせ |
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【備考】前回12月の優待品は、入浴剤、消臭ダニ除けグッズなど4品。100株以上を3年以上継続保有した場合は、6月の株主優待を3000円相当に増額 | ||||
◆カンロ(2216) 【確定月】12月 | ||||
16万5200円 | 2.43% | 0.61% | 1.82% | |
【株主優待内容】 100株で1000円相当、600株で2000円相当、1000株以上で3000円相当の自社商品 |
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【備考】1株⇒2株の株式分割後も優待内容据え置きで、今期から実質拡充。各保有区分とも、WFP(国連世界食糧計画)への寄付を含めて3コースから選択可 | ||||
※株主優待内容、最低投資額、利回りは11月15日終値時点 |
「モノ」がもらえる株主優待では、複数の選択肢から好きな商品を選べる銘柄の人気が高い。その中でもバラエティに富んだ商品を揃えているのが、トラスコ中山(9830)だ。商品数自体は、昨年の場合で5000円相当が24点、1万円相当が7点とそれほど多くないが、飲食品や生活雑貨、調理器具などのほか、自社PB商品の踏み台や運搬車(台車)といった、ほかの株主優待では見かけない商品も選択できる。なお、1万円相当の選択肢には、ベルメゾンのオリジナルカタログギフトもあり(昨年の場合)、こちらを選べばさらにさまざまな商品から欲しいものを選ぶことが可能だ。

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トラスコ中山の最低投資金額は、27万3400円(11月15日終値で計算、以下同)で、100株以上~1000株未満は5000円相当、1000株以上の場合は1万円相当もしくは5000円相当×2点の商品を選択できる。配当+株主優待利回りは3.18%と、利回りも魅力的な水準になっている。
食品に特化したカタログギフトでは、ヒューリック(3003)がおすすめだ。株主優待の獲得には300株(投資金額35万1300円)が必要になるが、200ページほどの分厚いカタログには肉や魚、総菜、ワイン、紅茶、お菓子など、さまざまなジャンルのグルメ商品が揃っている。さらに、長期継続保有の優遇制度もあり、3年以上の継続保有で優待金額が3000円相当⇒6000円相当へと2倍にアップする。
また、12月の株主優待と言えば、ビール大手3社は外せない存在だ。キリンホールディングス(2503)は、3社の中で投資金額が25万3050円と最も少なく、逆に、配当+株主優待利回りは2.89%と、最も高くなっている(サッポロホールディングス(2501)は、26万2000円で1.98%。アサヒグループホールディングス(2502)は、52万9300円で2.08%)。3社とも、ビールの詰め合わせや清涼飲料水の詰め合わせなど、複数の選択肢がある。投資金額や利回りを参考にしつつ、一番欲しい商品のある銘柄を選べばいいだろう。
さて、今回ピックアップした8銘柄のうち、最も配当+株主優待利回りが高いのがラックランド(9612)で、なんと5.41%にもなる。年4回も株主優待があるのも特徴で、6月と12月は3000円相当の宮城県の特産品が、3月と9月は自社グループの通販サイト「ご当地こわけ」で利用できる2500円分のクーポンがもらえる。自社のIRサイトの丁寧な説明からは、株主優待に力を入れていることがわかり、3カ月に一度株主優待ももらえるので、長く持ち続けやすい銘柄と言えるだろう。
今年7月に「1株⇒2株」の株式分割を実施したカンロ(2216)は、分割後も株主優待の内容を据え置いたため、実質拡充となって株主優待利回りがこれまでの2倍にアップした。株主優待品は自社商品の飴やグミの詰め合わせ、または直営の実店舗だけで扱っているキャンディの詰め合わせからの選択制で、普段からよく飴やグミを食べているという人なら、利回りがアップしたこの機会に検討してみてもいいかもしれない。
【※関連記事はこちら!】
⇒カンロ(2216)、株主優待を実質拡充! 6月末に実施予定の1株⇒2株の株式分割後も株主優待の配布基準は変わらず、最低投資額は半分に、優待利回りは2倍に!
利回り4%超のきちりホールディングスやアルペンをはじめ、
外食や買い物、サービス利用に使える株主優待券の人気7銘柄!
12月は人気外食店の株主優待も多い。そこで、外食系を中心に買い物やサービス利用などがお得になる株主優待銘柄の中から、定番人気の6銘柄+今期から株主優待を新設する1銘柄を見ていこう。
■外食や買い物などで使える「優待券」がもらえる株主優待7銘柄! | ||||
最低投資額 | 株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
◆アルペン(3028) 【確定月】12月/6月 | ||||
18万1400円 | 4.42% | 2.21% | 2.21% | |
【株主優待内容】 100株で2000円分、500株で5000円分、1000株以上で7500円分の優待券 |
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【備考】優待券は、アルペン、ゴルフ5、スポーツデポなどの自社店舗及び、フィットネスクラブやゴルフ場などの自社運営施設で利用可 | ||||
◆きちりホールディングス(3082) 【確定月】12月 | ||||
8万7000円 | 4.31% | 3.45% | 0.86% | |
【株主優待内容】 3000円分の株主優待券を、100株で1枚、500株以上で3枚 |
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【備考】KICHIRI、いしがまやハンバーグなど自社運営店舗各店で利用可(金・土・祝前日・12月は使用不可) | ||||
◆すかいらーくホールディングス(3197) 【確定月】12月/6月 | ||||
21万2200円 | 3.73% | 2.83% | 0.90% | |
【株主優待内容】 100株で3000円分(6月・12月)、300株で9000円分(6月)・1万1000円分(12月)、500株で1万5000円分(6月)・1万8000円分(12月)、1000株以上で3万3000円分(6月)・3万6000円分(12月)の優待カード |
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【備考】ガスト、バーミヤン、夢庵、しゃぶ葉など自社グループ各店舗で、500円単位で利用可 | ||||
◆バリューHR(6078) 【確定月】12月 | ||||
36万円 | 3.26% | 2.36% | 0.92% | |
【株主優待内容】 100株以上で、福利厚生サービス「バリューカフェテリア」の年会費6000円分が無料に。加えて、カフェテリアプランで使えるポイントを、100株で2500ポイント、200株で5000ポイント、300株で7500ポイント、500株で1万ポイント、1000株で1万5000ポイント、2000株以上で3万ポイント |
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【備考】ポイントは、人間ドックやスポーツ施設、エンターテインメント、レジャー施設などに使用可。長期保有優遇制度もあり、100株の場合は1年以上の継続保有で1000ポイント、3年以上で2500ポイントを追加 | ||||
◆ピクスタ(3416) 【確定月】12月/6月 | ||||
15万4800円 | 3.23% | 3.23% | ー | |
【株主優待内容】 100株以上で出張撮影サービス「fotowa(フォトワ)」の 5000円割引クーポン(100株ごとに1枚追加、上限10枚) |
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【備考】今期から株主優待を新設 | ||||
◆ホットランド(3196) 【確定月】12月/6月 | ||||
12万8100円 | 2.73% | 2.34% | 0.39% | |
【株主優待内容】 100株で1500円分、500株で7500円分、1000株以上で1万5000円分の優待券 |
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【備考】築地銀だこ、銀のあん、COLD STONE CREAMERYなど自社グループ店舗で利用可 | ||||
◆日本マクドナルドホールディングス(2702) 【確定月】12月/6月 | ||||
54万2000円 | 2.52% | 1.97% | 0.55% | |
【株主優待内容】 優待食事券の冊子を、100株で1冊、300株で3冊、500株以上で5冊(1冊に、バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券が各6枚) |
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【備考】国内のマクドナルド各店舗で利用可。優待利回りは倍グランクラブハウスのバリューセット(夜マック)で計算 | ||||
※株主優待内容、最低投資額、利回りは11月15日終値時点 |
12月(&6月)の外食系株主優待の定番中の定番と言えるのが、最低投資金額は21万2200円で、半期に3000円分の株主優待カードがもらえるすかいらーくホールディングス(3197)だ。今期は配当が半減かつ株価が上昇しているため、利回り面での魅力は若干減っていると言えそうだが、それでも配当+株主優待利回りは3.73%と、かなりの高利回りだ。
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⇒「外食」の株主優待を“使いやすさ”でランキング! ファミレス部門では「すかいらーくHD」、牛丼部門は「すき家」の「ゼンショーHD」が店舗数でトップに!
また、さらに利回りの高い外食系の株主優待として、きちりホールディングス(3082)にも注目しておきたい。最低投資額は8万7000円と投資しやすい金額で、配当+株主優待利回りは、なんと4.31%!「KICHIRI」や「いしがまやハンバーグ」といった自社運営グループで使える株主優待券が、100株保有なら3000円分もらえる。ただし、店舗のある地域が東京や大阪など一部に限られていて、代替品なども選べないので、自分が利用できる店舗があるかどうかをまず確認することをお忘れなく。
スポーツ好きなら、アルペン(3028)を押さえておこう。株主優待券は、「アルペン」や「スポーツデポ」などの自社店舗で買い物に使えるほか、「アルペンクイックフィットネス」や一部のゴルフ場でも使用できる。配当+株主優待利回りは4.42%と、取り上げた7銘柄の中で最も高利回りだ。なお、ネット通販では利用できないので、その点は注意しよう。
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⇒優待名人・桐谷さんがおすすめする株主優待銘柄は、配当+優待利回りが高水準の「ヴィレッジヴァンガード」や、株主優待を20年以上も続けている「アルペン」!
バリューHR(6078)は、知る人ぞ知る「福利厚生サービス」が利用できる株主優待銘柄。一見、何に使えるのかわかりにくいが、健康診断や人間ドックから、マッサージに旅行・宿泊、エンタメチケット、健康食品の購入などまで、株主優待でもらえるポイントを充当することにより、割引で利用できる。対象サービスが150種類以上と豊富なのも魅力だ。1年以上継続保有すると、もらえるポイントが増えるので、気に入ったら使い続けてもいいだろう。
11月13日に株主優待の導入を発表したばかりなのが、プロカメラマンによる出張撮影サービス「fotowa(フォトワ)」を展開しているピクスタ(3416)。株主優待では、通常平日2万1780円、土・日・祝日2万6180円(いずれも税込)の出張撮影サービスから、100株では5000円分が割引になる。無配だが、株主優待利回りは3.23%と、なかなかの水準だ。七五三や子供の誕生日などを、スタジオではなくお好みのシチュエーションで撮影したいという人は、利用を検討してみては?
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⇒ピクスタ、株主優待を新設! 優待品は自社の出張撮影サービス「fotowa(フォトワ)」の5000円割引券で、サービス利用者にとっては株主優待利回りが高利回りに!
記念優待+新設で、今期のみ利回り4%超の日本社宅サービスなど
“配当+株主優待利回り3.5%超”の金券優待7銘柄を紹介!
続いて、主要なコンビニや一部のファミレス、ドラッグストアなどで使える「QUOカード」など、汎用性の高い金券の株主優待の中から、配当+株主優待利回りが3.5%超の7銘柄をピックアップした。定番の銘柄が中心だが、今期から株主優待を新設した銘柄も複数ある。
■配当+株主優待利回りが3.5%超で金券がもらえる株主優待7銘柄! | ||||
最低投資額 | 株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
◆日本社宅サービス(8945) 【確定月】12月/6月(12月は今回のみ) | ||||
10万7000円 | 4.30% | 1.87% | 2.43% | |
【株主優待内容】 100株以上で1000円分のQUOカード |
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【備考】12月は記念優待で今回のみ。2020年6月から通常の株主優待(年1回)を開始。1年以上の継続保有が条件だが、初回のみ半年の継続保有で可 | ||||
◆岡部(5959) 【確定月】12月/6月 | ||||
9万2900円 | 4.09% | 1.08% | 3.01% | |
【株主優待内容】 100株で500円分、1000株で1000円分、5000株以上で2000円分のQUOカード |
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【備考】特になし | ||||
◆ニチリン(5184) 【確定月】12月 | ||||
18万4000円 | 3.80% | 0.54% | 3.26% | |
【株主優待内容】 100株で1000円分、1000株で2000円分、5000株以上で3000円分のQUOカード |
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【備考】2020年度からの長期保有優遇制度導入を発表済み | ||||
◆ブロードリーフ(3673) 【確定月】12月 | ||||
30万7000円 | 3.75% | 1.63% | 2.12% | |
【株主優待内容】 500株で5000円分、1000株で1万円分、2000株以上で2万円分のオリジナルVisaギフトカード |
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【備考】今期から株主優待内容を変更 | ||||
◆山田債権回収管理総合事務所(4351) 【確定月】12月 | ||||
5万3700円 | 3.72% | 1.86% | 1.86% | |
【株主優待内容】 100株以上で1000円分のQUOカード |
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【備考】今期から株主優待を新設 | ||||
◆カナレ電気(5819) 【確定月】12月/6月 | ||||
18万7000円 | 3.64% | 1.07% | 2.57% | |
【株主優待内容】 100株で1000円分、200株以上で2000円分のQUOカード |
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【備考】特になし | ||||
◆N・フィールド(6077) 【確定月】12月 | ||||
6万9300円 | 3.61% | 2.89% | 0.72% | |
【株主優待内容】 100株以上で2000円分のQUOカード |
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【備考】特になし | ||||
※株主優待内容、最低投資額、利回りは11月15日終値時点 |
「今期限定の超高利回り銘柄」として見逃せないのが、日本社宅サービス(8945)だ。この12月は、東証一部指定の記念株主優待を実施。また、2020年6月からは、年1回の株主優待の導入も発表している。株主優待品は、いずれも100株以上で1000円分の「QUOカード」だ。
6月分については、2021年以降は1年以上の継続保有が獲得条件になるが、2020年は6カ月の継続保有でOK。つまり、12月に投資してそのまま6月まで持ち続ければ2020年6月の株主優待の権利を獲得できる。配当+「12月の記念優待&6月の新設初回分」の株主優待利回りは、なんと4.3%にも達する。なお、配当+記念優待分の場合でも3.36%と、なかなかの高利回りだ。
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⇒日本社宅サービス、QUOカードの株主優待を新設し、配当+優待利回りが高利回りに! 2020年6月期は記念優待と合計で2000円分の「QUOカード」がもらえる!
また、取り上げた7銘柄の中では、5万3700円と最低投資額が最も少ない山田債権回収管理総合事務所(4351)は、この12月から株主優待を導入する銘柄だ。1000円分の「QUOカード」がもらえて、配当+株主優待利回りは3.72%。しかも、12月が決算期で期末一括配当のため、12月末に保有していれば、株主優待も配当も丸々もらうことができる。
【※関連記事はこちら!】
⇒山田債権回収管理総合事務所、QUOカードの株主優待を新設! 夜間取引では一時、終値から20%も急騰、明日以降の値動きに注目
その他、配当+株主優待利回りが3%以下のため表には掲載していないが、今期から「QUOカード」の株主優待を新設した銘柄に、フロンティア・マネジメント(7038)や国際石油開発帝石(1605)がある。前者の配当+株主優待利回りは2.9%(前期並みの配当の場合)、後者は2.87%。ただし、国際石油開発帝石の場合は、株主優待の獲得に400株以上が必要で、最低投資金額は41万1200円。さらに、2020年以降は1年以上の継続保有が株主優待獲得の条件になる。
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⇒フロンティア・マネジメント(7038)、QUOカードの株主優待を新設! 毎年12月末に100株以上を保有する株主を対象に、一律1000円分のQUOカードを贈呈!
⇒国際石油開発帝石(1605)、QUOカードの株主優待を新設! 12月末時点で400株以上を1年以上保有する株主にQUOカード贈呈、施設見学会も抽選で当たる!
今回から優待品の金券の種類を変更したのが、ブロードリーフ(3673)だ。「利便性を高めるため」という理由で、これまでの「QUOカード」から「Visaギフトカード」へ。株主優待の金額についてはこれまでと変わらない。ブロードリーフの株主優待を獲得するには最低500株、30万7000円が必要で、取り上げた7銘柄の中ではややハードルが高いが、「QUOカード」より「Visaギフトカード」のほうが使い勝手がいい、という人にはおすすめだ。
【※関連記事はこちら!】
⇒ブロードリーフ(3673)、株主優待を変更! 優待品を「QUOカード」⇒「Visaギフトカード」に変更するも利回りは高水準を維持!
最後は、2019年12月の権利確定日と権利付き最終売買日を確認しておこう。年内の取引は30日(月)で終了するため、最終売買日は2営業日前の26日(木)となる。なお、ヒューリック(3003)やブロードリーフ(3673)など、株主優待を獲得するには複数単元が必要な銘柄もある。確実に株主優待を獲得するために、欲しい銘柄がある人は必要単元数をしっかり確認して、最終売買日までに必ず購入を済ませておこう!
◆1月~12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック!
※株主優待を新設・変更した銘柄の最新情報は
株主優待【新設・変更・廃止】最新ニュース[2019年]でチェック!
◆桐谷さんも現在利用中という“お墨付き”だから安心! 株初心者、株主優待投資家におすすめのネット証券5社はココだ! (※関連記事⇒◆「株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」 桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!) |
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指値(1約定ごと)※税抜 | 会社詳細 | ||
10万円 | 30万円 | 50万円 | |
◆松井証券(初心者に特におすすめ!) | |||
0円 (一日定額制の場合) |
300円 (一日定額制の場合) |
500円 (一日定額制の場合) |
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【桐谷さんが「初心者」に松井証券をおすすめする理由】 ネット証券の先駆けで、桐谷さんもよく利用している松井証券は、1日10万円までの取引は売買手数料が無料になるのが特徴。少額の株主優待銘柄に投資するなら手数料が無料になるのは魅力的だ。また、株式投資・金融情報サイト「QUICK」が無料で見られるほか、チャート分析ツール「チャートフォリオ」も無料で、桐谷さんも「とても便利でよく使う」とのこと。高配当な株主優待銘柄を探す検索機能も桐谷さんのお気に入り。 |
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【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!~松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
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◆SBI証券(みんなにおすすめ!) | |||
90円 | 250円 | 250円 | |
【桐谷さんがSBI証券をおすすめする理由】 桐谷さんも利用しているSBI証券は「株主優待検索」を使えば、「優待権利確定月」や「優待がある5万円以下の銘柄」といった条件のほか、「ファッションの優待」などジャンル別で銘柄を絞り込めるので、優待投資家には便利。また、30年チャートが表示できるので長期保有する際に参考になる。桐谷さんも投資する前には30年チャートをよく参考にするそうだ。 |
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【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! ◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実のネット証券最大手 |
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◆GMOクリック証券(売買手数料が安くておすすめ!) | |||
88円 | 241円 | 241円 | |
【桐谷さんがGMOクリック証券をおすすめする理由】 手数料の安さに魅かれて桐谷さんが口座開設をしたGMOクリック証券。また、GMOグループの株を保有する桐谷さんにとってはGMOアドパートナーズやGMOインターネット、GMOクラウド、GMOパペポなどの優待を使うことで1年間に2万~3万円の株式取引手数料が無料になるため「GMOクリック証券は積極的に使っている」(桐谷さん)。桐谷さんが利用しているのは「一約定ごと」の手数料コースだ。 |
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【関連記事】 ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!~コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 ◆GMOクリック証券の株アプリ/株roid/iClick株を徹底研究!~適時開示情報やアナリストレポートも過去90日分が読める! |
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◆ライブスター証券(売買手数料が最安レベルでおすすめ!) | |||
80円 | 180円 | 180円 | |
【桐谷さんがライブスター証券をおすすめする理由】 2011年に知人が講師を務める「初心者セミナー」に参加するために口座を開設したライブスター証券だが、ちょうど2カ月間手数料無料キャンペーンを実施していたため、「2カ月間、必死で売買しました」(桐谷さん)。手数料無料キャンペーンを実施していなくても手数料はネット証券でも最安レベルなので、現在も利用している。桐谷さんが利用しているのは一約定ごとの手数料コースで、10万円まで86円(税込)、20万円までで104円(税込)と「手数料が安いので使っています」(桐谷さん) |
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【関連記事】 ◆ライブスター証券のおすすめポイントはココだ!~日本株現物手数料はあらゆる価格帯で最安値 ◆「ライブスター証券」の株アプリ「livestar S2」を徹底研究! 特殊注文&長期間の注文に対応。売買手数料の安さも大きな魅力! |
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◆岩井コスモ証券(少額取引が多い個人投資家に特におすすめ!) | |||
80円 (一日定額制の場合) |
240円 (一日定額制の場合) |
400円 (一日定額制の場合) |
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【桐谷さんが岩井コスモ証券をおすすめする理由】 桐谷さんが「手数料が安い」ことから、2000年頃から利用していた岩井コスモ証券。その後ワケあって他社へ株券を移管する際、スピーディーな対応をしてくれたことに恩義を感じて、現在に至るまで取引を続けている。桐谷さんが利用しているのは一日定額(アクティブコース)。10万円まで86円(税込)、20万円までだと172円(税込)となり、「10万円超20万円以下では松井証券より安くなるので、投資金額が安い株は岩井コスモ証券で売買する」(桐谷さん)。少額取引が多い個人投資家にはおすすめだ。 |
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◆東海東京証券(女性に特におすすめ!) | |||
1500円 | 1500円 | 1725円 | |
【桐谷さんが「女性」に東海東京証券をおすすめする理由】 桐谷さんが「特に初心者の女性投資家におすすめ」というのが東海東京証券。「乙女のお財布」という女性投資家向け特設サイトがあり、「オススメ優待銘柄」「中長期・値上がり期待銘柄」などのジャンル別でおすすめの銘柄を教えてくれるので、初心者には銘柄選びの手助けになる。また、女性専用の電話サポートも用意されているほか、女性限定セミナー、イベントも。ただし、手厚いサポートの分、手数料は高め。 |
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【2019年12月時点・最新情報】
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株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 | 口座開設 | ||
10万円 | 30万円 | 50万円 | |
◆楽天証券 | |||
90円 | 250円 | 250円 | |
【楽天証券のメリット】 手数料コースの中に「超割コース」があり、貸株、投資信託の残高、信用取引の残高などに応じて、手数料が段階的に10%・20%・30%と割引になる。取引残高の大きな人ならお得度アップ。取引からニュース、投資情報、入出金などに使えるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名だ。たとえば、「日経テレコン」では日経新聞の記事も読める。また、国内外の多彩な商品揃えも特長。投資信託が2000本以上と多く、米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、さらに金の積立投資もできるので長期的な分散投資にも便利。投資に役立つメールサービス「マーケットアロー」や毎日読める投資レポート&コラムは、投資の知力アップにおすすめだ。 |
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【関連記事】 ◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ! ◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい! |
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◆松井証券 | |||
0円 (一日定額制の場合) |
300円 (一日定額制の場合) |
500円 (一日定額制の場合) |
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【松井証券のメリット】 松井証券のメリットは、なんといっても1日の約定金額の合計が10万円以下であれば手数料が無料になる点。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。「顧客満足度調査」で第1位を獲得しており、取引ツール「ネットストックハイスピード」の利便性などは折り紙つき。チャートの形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」をより利用しているという株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判。デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」、手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業のデイトレーダーでも利便性が高いサービスが充実しているので、初心者以外にもおすすめ! |
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【関連記事】 ◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社! ◆松井証券のおすすめポイントはココだ!~松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう! |
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◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) | |||
90円 | 250円 | 250円 | |
【カブドットコム証券のメリット】 「リスク管理追求型サービス」として、逆指値やトレーリングストップなど、自動売買ができる。リスクを抑えつつ、利益追求が目指せるため、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家にピッタリ!一方、短期売買に役立つのが板発注機能装備のトレードツール「kabuステーション」だ。「リアルタイム株価予測」を備え、その日盛り上がりそうな銘柄を予測する。三菱UFJフィナンシャル・グループである点も強み。同グループ関連の指定のETFは、手数料無料の「フリーETF」として、低コストな分散投資に役立つ。その他、スクリーニングツール「kabuナビ」、アナリストレポートは、自分なりに旬の銘柄を探したい人に役立つ。投資信託の積立は最低100円からできるので、投資初心者にもおすすめだ。 |
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【関連記事】 ◆【カブドットコム証券おすすめのポイントはココだ!】無料の「フリーETF」や 最強銘柄選びツールの賢い使い方とは? ◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣! |
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株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 | 口座開設 | ||
10万円 | 30万円 | 50万円 | |
◆GMOクリック証券 | |||
88円 | 241円 | 241円 | |
【GMOクリック証券のメリット】 株式売買手数料の安さはネット証券でも最安レベルで、株主優待名人・桐谷広人さんも利用している人気の証券会社。近年は各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、ネット証券で上位5社に食い込むほど急成している。本格派のトレードツール「スーパーはっちゅう君」は株と先物取引の両方に利用できる優れもの。また、商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFD(差金決済取引)まである充実ぶり。CFDでは「日本225」「原油」「米国30」ほか、株式指数、商品(コモディティ)指数、人気の外国株など多彩な取引ができるので、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできて便利だ。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ! |
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【関連記事】 ◆「株主優待のタダ取り(クロス取引)」で得するなら、GMOクリック証券がおすすめ! 一般信用の「売建」を使って、ノーリスクで優待をゲットする方法を解説! ◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は?手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!~桐谷広人さんの「ネット証券口座事情」~ ◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!~コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長 |
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◆マネックス証券 | |||
100円 | 250円 | 450円 | |
【マネックス証券のメリット】 日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。 |
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【関連記事】 ◆【マネックス証券おすすめのポイントはココだ!】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手 |
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◆SBI証券 | |||
90円 | 250円 | 250円 | |
【SBI証券のメリット】 証券口座開設数300万超はネット証券で1位。そもそも手数料の安さが人気の理由だったが、安いだけでなく、大手ならではの他社に秀でたサービスにも注目したい。たとえば、投資信託の取り扱いは2000本超でダントツ。IPOの取扱いもネット証券で1位。PTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合がある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、ASEAN株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には必須の証券会社と言えるだろう。 |
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*1 松井証券の手数料は一日定額制の場合 ※手数料は各社とも税抜 |