ツナ缶「シーチキン」でおなじみのはごろもフーズ株式会社が、株主優待の配布基準の変更と、長期保有優遇制度の導入を2018年6月13日に発表した。

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はごろもフーズは、毎年3月末と9月末時点の株主を対象に株主優待を実施しており、従来の内容は「1000株以上を保有する株主に、3000円相当の自社商品詰め合わせを年2回贈呈」というものだった。
今後も自社商品が贈呈される点に変わりはないが、はごろもフーズは2018年10月1日を効力発生日として、2株⇒1株の株式併合と、1000株⇒100株の単元株数の変更が実施。これに伴い、株主優待の配布基準が変更される。
具体的には、従来一律で「1000株以上の株主」が対象とされていたが、今後は一律で「500株以上(併合前の1000株以上)」に。加えて、新たに長期保有優遇制度が導入されて、継続保有期間によって贈呈される自社商品の額面が変わることになった。継続保有期間が「3年未満」の場合は3000円相当、「3年以上」の場合は5000円相当の自社商品詰め合わせが贈呈される。
この株主優待の変更は、2019年3月末の株主を対象に実施される分から適用される。2018年9月末時点の株主に対しては、変更前の基準で株主優待が実施される。
はごろもフーズの株主優待制度の変更前と変更後
(変更前) | ||
基準日 | 保有株式数 | 株主優待内容 |
3月末・9月末 | 1000株以上 | 自社商品(3000円相当)×年2回 |
(変更後) | |||
基準日 | 保有株式数 | 保有期間 | 株主優待内容 |
3月末・ 9月末 |
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500株以上 | 3年未満 | 自社商品(3000円相当)×年2回 | |
3年以上 | 自社商品(5000円相当)×年2回 | ||
備考 | ※継続保有の判定は、半期ごと(毎年3月31日および9月30日)の 株主名簿に、 「同一の株主番号」で連続して7回以上記載された株主を継続保有「3年以上」とする。 |
はごろもフーズの株主優待利回りは?
はごろもフーズの2018年6月18日時点の株価(終値)は1338円なので、変更後の株主優待利回りを計算すると、以下のようになる(※年2回、株主優待品を受け取るものとする)。
【変更前】
(1000株保有の場合)
投資金額:1000株×1338円=133万8000円
優待品:6000円相当
優待利回り=6000円÷133万8000円×100=0.44%
【変更後】※1000株⇒100株の単元株変更、2株⇒1株の株式併合後
(500株・3年未満保有の場合)
投資金額:500株×(1338円×2株=2676円)=133万8000円
優待品:6000円相当
優待利回り=6000円÷133万8000円×100=0.44%
(500株・3年以上保有の場合)
投資金額:500株×(1338円×2株=2676円)=133万8000円
優待品:1万円相当
優待利回り=1万円÷133万8000円×100=0.74%
はごろもフーズの株主優待の変更は、2018年10月1日を効力発生日とする単元株数の変更(1000株⇒100株)と株式併合(2株⇒1株)に伴う見直しと、長期保有優遇制度の導入。単元株数の変更と株式併合の前にはごろもフーズの株式を1単元(1000株)保有している場合、株式併合後の保有株数は500株になるが、保有期間3年未満ならば株主優待品の額面は年間6000円相当で据え置き。保有期間3年以上は年間6000円相当⇒1万円相当に、約1.6倍に増額されることになった。
なお、はごろもフーズはツナ缶では国内で圧倒的な知名度とシェアを誇る「シーチキン」をはじめ、パスタソースやフルーツなどのさまざまな人気缶詰を製造・販売。またパウチ食品、ペットフード、海苔やふりかけなど、缶詰以外にも幅広い商品を取り扱う。2018年3月期の連結業績(通期)は、すべて前期比で、売上高が0.7%増、営業利益が50.7%減、経常利益が43.4%減、当期純利益が5.6%減。2018年5月に、マカロニ製品に異物混入の恐れが起き、自主回収。現在、品質管理の向上に注力している。
■はごろもフーズ | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
食料品 | 2831 | 東証2部 | 3月末・9月末 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
1338円 | 1000株 (※2018年10月から100株) |
133万8000円 | 1.35% |
※株価などのデータは2018年6月18日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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【桐谷さんが岩井コスモ証券をおすすめする理由】 桐谷さんが「手数料が安い」ことから、2000年頃から利用していた岩井コスモ証券。その後ワケあって他社へ株券を移管する際、スピーディーな対応をしてくれたことに恩義を感じて、現在に至るまで取引を続けている。桐谷さんが利用しているのは一日定額(アクティブコース)。10万円まで86円(税込)、20万円までだと172円(税込)となり、「10万円超20万円以下では松井証券より安くなるので、投資金額が安い株は岩井コスモ証券で売買する」(桐谷さん)。少額取引が多い個人投資家にはおすすめだ。 |
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【2019年12月時点・最新情報】
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株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 | 口座開設 | ||
10万円 | 30万円 | 50万円 | |
◆楽天証券 | |||
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