東急レクリエーション（9631）、株主優待を変更！
映画を無料鑑賞できる優待ポイント数が、株式併合＆
単元株数変更に伴って1/5になるも利回りは変わらず

 株式会社東急レクリエーションが株主優待の配布基準を変更すると、2018年2月23日に発表した。

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東急レクリエーションは、映画興行を主軸とし、全国各地に複合映画施設「109シネマズチェーン」を展開。
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　東急レクリエーションの株主優待は、年2回、毎年12月末と6月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「1000株以上保有する株主を対象に、保有株数に応じて、同社の映画館やボウリング場で使用できる『株主優待カード』のポイントを贈呈」というものだった。

　変更後も株主優待の内容は変わらないが、2018年7月1日を効力発生日として、株式併合（5株⇒1株）と単元株数の変更（1000株⇒100株）が実施されることに伴い、配布基準が変更される。具体的には、従来「1000株以上で18ポイント」もらえたポイントが、「200株以上で18ポイント」もらえる――といった具合に変更されるが、変更前後で実質的な内容、株主優待利回りに変化はない。

　なお、株主優待カードは、新規株主のみに発行され、継続保有していると同じカードにポイントが付与される。ポイントは、シネマコンプレックス「109シネマズ」各店舗にて、2ポイントで1名1回利用可能。またボーリング場「湘南とうきゅうボウル」「葛西とうきゅうボウル」では、1ポイントで2ゲームまで利用できる。

　また、従来の配布基準では、3000株以上の株主に「家族カード」を発行。保有株数に応じて家族カードの発行枚数も増加されていた。家族カードは、株主本人に贈呈される株主優待カードと同じように利用できる。2018年2月23日に発表された株主優待の変更情報では、家族カードについて言及されていなかったが、「株主優待をご利用いただいている株主さまにおかれましては、 優待内容に実質的な変更はございません」と明記されているため、変更後は600株（株式併合前は3000株）以上の株主に家族カードが発行され、ポイントも引き続き付与されると見られる。

 この株主優待の変更は、2018年12月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。

東急レクリエーションの株主優待制度の変更前と変更後

 東急レクリエーションの株主優待は、1ポイントいくらと明記されていないため、正確な株主優待利回りの算出は難しい。しかし、2ポイントで映画が1本見られるので、1000株（※最低投資額92万8000円。2018年3月1日時点）を1年間保有すれば、年間36ポイントが付与されるので、最高18本の映画の無料鑑賞が可能になる。

　映画の料金を1800円と仮定すると、「18本×1800円＝3万2400円」相当のポイントがもらえるので、1000株保有時の株主優待利回りは「3万2400円÷94万4000円×100＝3.43％」となる。単元株変更・株式併合後も実質的に必要投資金額と付与されるポイントは変わらないので、株主優待利回りも維持される形だ。映画好きで、同社の映画館「109シネマズ」などが近隣にある人は、保有を検討してみてもいいだろう。

　なお、東急レクリエーションは、全国に展開するシネマコンプレックス「109シネマズ」を柱に、ボウリング事業、フットサル事業、不動産事業などを手掛けている。2018年2月13日に発表した2017年12月期の連結業績は、前期比で売上高2.6%減、営業利益8.0%増、経常利益10.6％増、当期純利益51.7％減。2018年12月期の通期の連結業績予想は、前期比で売上高2.0%増、営業利益11.9%減、経常利益12.7％減、当期純利益2.3％減を見込んでいる。

■東急レクリエーション
業種	コード	市場	権利確定月
サービス業	9631	東証2部	12月末・6月末
株価（終値）	単元株数 (※2018年3月現在）	最低投資金額	配当利回り
928円	1000株	92万8000円	0.65％
【東急レクリエーションの最新の株価・株主優待の詳細はこちら！】
※株価などのデータは2018年3月1日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。

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